ファザル・ハッサン・アベド


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ファザル・ハッサン・アベド
BRAC(バングラデシュ農村向上委員会)、創設者兼会長

1936年バングラデシュ生まれ。ダッカ大学ならびにグラスゴー大学で学ぶ。1971年のバングラデシュ独立戦争に著しい影響を受け、30代はシェル石油にて上級幹部職かつ企業会計士として業務にあたるものの、この戦争が彼の人生を大きく左右し、やがてはバングラデシュ国内で起きている戦争に対する人々の問題意識を喚起するために、職を辞してロンドンに渡り「ヘルプ・バングラデシュ」というキャンペーンを実施し、資金調達計画に従事する。終戦後、
新興独立国となったバングラデシュに戻り、廃墟と化した国にとってどのような経済が望ましいのかを模索した。戦時中、インドに避難場所を求めた何百万人という難民が、母国バングラデシュに引き返してきたのを目の当たりにし、彼らの苦痛を軽減して、社会復帰させることが喫緊の課題だと感じたファザル氏は、独自に、BRACを設立しバングラデシュ北東部にある遠隔地域において、帰還した難民の社会復帰を支援した。この仕事が後に、農村の貧困層の生活環境改善という長年にわたる活動へと発展する。貧困救済における彼のポリシーは、貧困層が自分たちの運命を自分でコントロールできるような能力開発が前提となっている。これらは、BRACの第一目的である、「貧困の軽減と貧困層のエンパワーメント」という考え方にも表れている。ファザル氏のリーダーシップの下BRACは、40年間の活動を経て、規模と多様な介入といった観点から、世界最大の開発組織に成長した。
ファザル氏とBRACの活動は、国内外で数々の賞を受賞している。
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