第9回トポス会議


第9回トポス会議

2015年6月、グーグルは、都市イノベーションを専門とする「サイドウォーク・ ラボ」、世界中の都市とそこに住む市民たちを結びつける「インターセクション」 という、2つの新ビジネスを立ち上げた。

ラリー・ペイジいわく、「都市を改善することによって、何十億人という人々の生活を向上させられる」。彼らは、元ニューヨーク副市長のダニエル・ドクト ロフをリーダーに迎え、まずニューヨーク市のイノベーションに取り組むという 意気込みを見せている。

アメリカの市民活動家ジェイン・ジェイコブズは、経済の発展を先導するのは 国家ではなく「都市」であると訴えた。それは、都市の持っている多様性こそ、 需要の創出、新しい製品やサービスの開発、雇用の創造の源泉だからである。 こうした「都市の生み出す力」(いわゆる「ジェイコブズ効果」)を引き出すに は、行政によるトップダウンよりも、市民やコミュニティによるボトムアップが望ましい。

このようなチャレンジは、知の多様性とソーシャル・キャピタル(社会関係資本)をテコに、まさしくボトムアップによって都市イノベーションを起こそうと いう試みである。言い換えれば、市民中心、そして市民参加の都市イノベーショ ンを志向している。

この都市イノベーションは、日本にとっても大きな課題である。実際、さまざ まな学術機関やプロフェッショナル・サービス会社が、都市イノベーションに関 するランキングを発表しているが、日本の都市はそのほとんどすべてにおいてト ップ10に入っていない。とはいえ、こうした厳しい現実は、裏返せば、伸びしろの大きさを示している。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関する一連の騒動によってあぶり出されたように、日本の各主要都市には、リ・デザインとイノベーションが求 められている。しかし、我々はこれまで、都市デザインをお上任せにしてきてし まった。今後は、グーグルが先覚したように、企業と市民の共創が不可欠である。そして行政には、こうした新しい協力関係を促す施策や行動が望まれる。

第9回トポス会議では、こうした問題意識の下、都市社会学を研究するコロンビア大学教授のサスキア・サッセン氏、「エッジ・シティ」という概念を提唱し たアリゾナ州立大学教授のジョエル・ガロー氏、「リビング・ラボ」の推進者の一人である欧州委員会のブロール・サルメリン氏を招聘し、東急電鉄社長の野本弘文氏、日建設計副社長の中分毅氏、京都の老舗企業細尾社長の細尾真生氏らと共に、日本の都市イノベーションのあり方について議論する。

開催概要

日時 2015年11月18日(水) 13:20-20:30(12時20分より受付)
会場 六本木ヒルズ森タワー49階 アカデミーヒルズ内タワーホール
住所:東京都港区六本木6丁目10-1 [地図]
電話:03-6406-6649
主催 ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシアティブ
協賛 株式会社TKC、富国生命保険相互会社、株式会社構造計画研究所
後援 国立大学法人政策研究大学院大学、富士通総研
参加費 20,000円 (税金込み)

 

プログラム

13:20-13:30 プロローグ
13:30-15:00 セッション1:グローバル都市と経済
15:00-16:20 セッション2:都市イノベーションの実践
16:20-16:35 休憩
16:35-18:00 セッション3:日本の都市のイノベーション
18:00-18:30 総括: 野中 郁次郎
18:30-20:30 ネットワーキング・セッション

登壇者(予定)

ジョエル・ガロー

アリゾナ州立大学法学部リンカーン講座教授
ワシントン・ポスト紙 前記者・編集者

細尾真生

株式会社細尾
代表取締役社長

中分毅

株式会社日建設計
取締役副社長執行役員

野本弘文

東京急行電鉄株式会社
取締役社長

ブロール・サルメリン

欧州委員会 通信ネットワーク・コンテンツ・技術総局
イノベーション担当アドバイザー

サスキア・サッセン

コロンビア大学 社会学部
教授

デヴィッド・ハーヴェイ

地理学者
ニューヨーク一市立大学大学院 教授
ビデオメッセージ icon-youtube-play 


ビデオメッセージ

コーディネーター/総括

羽田未蘭野

キャスター

紺野 登

多摩大学大学院教授
(トポス会議発起人)

野中 郁次郎

一橋大学名誉教授
(トポス会議発起人)


協賛・後援企業

関連リンク

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お問い合わせ

【トポス会議事務局】
富士通総研経済研究所
電話: 03-5401-8392

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