第7回トポス会議


第7回トポス会議 賢慮資本主義宣言―日本発の「資本主義」を構想する―
第7回トポス会議 賢慮資本主義宣言―日本発の「資本主義」を構想する―

第7回トポス会議

「経済学の父」アダム・スミスが著した『国富論』は、まさしくイノベーションであった。

それまで、人々が公共の利益を考え、倫理的に行動しなければ、よい社会は成立しないと考えられていた。しかしスミスは、人々は公共の利益など考えず、おのれの利益だけを追求していれば、結果的に「見えざる手」に導かれ、公共の利益は実現すると説いたのである。

このパラダイム・シフトは、その後(自由放任主義に基づく)「市場原理の資本主義」へとたどり着く。チューリップ球根に始まるさまざまなバブル経済、1929年の大恐慌やブラックマンデーなどの金融危機はもとより、公害や環境破壊、行き過ぎた株主価値経営、経営者のモラル・ハザードなど、その背後には、市場原理の資本主義への盲信がある。

もちろん、これまでに幾度となく批判と警告がなされてきた。資本主義のさまざまな矛盾を指摘したマルクスとエンゲルス、利潤の追求が目的化していることを批判したウェーバー、(自由放任主義者ではあるが)合理主義に異を唱えたハイエク、同様に経済合理的な経営行動を戒めたドラッカーなど、枚挙に暇がない。

そして、2008年のリーマンショックを受けて、市場原理の資本主義への批判が再び始まった。『白熱教室』のマイケル・サンデルは「正義」の欠如を、スティーグリッツやクルーグマンをはじめ、話題の大著『21世紀の資本論』を著したトマ・ピケティらは「容認ならざる所得格差」の罪を指摘した。さらには、ローマ法王が「排除と不平等の経済」であると異例の苦言を呈した。

その一方で、アカデミズムのみならず、政治や産業界のリーダーたちが、これに代わる「新しい資本主義」についての議論を始めている。ところが日本では、こうした本質的議論は脇に追いやられ、触れられることもない。これでは、また20世紀の繰り返しである。

第7回トポス会議では、本会議の核心である「賢慮」に基づき、マクロ経済や経済思想、マネジメントの各研究者、そして産業界のワイズ・リーダーらと一緒に、新しい資本主義のあるべき姿について考える。

開催概要

日時 2014年11月27日(木) 13:00-20:30
会場 六本木ヒルズ森タワー49階 アカデミーヒルズ内タワーホール
住所:東京都港区六本木6丁目10-1 [地図]
電話:03-6406-6649
主催 ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシアティブ
協賛 株式会社TKC、富国生命保険相互会社、株式会社構造計画研究所
後援 政策研究大学院大学、富士通総研
参加費 20,000円 (税金込み)

プログラム

13:00-13:10 プロローグ
13:10-14:40 セッション1: 世界経済の挑戦
14:50-16:30 セッション2: 賢慮資本主義の可能性
16:30-16:45 休憩
16:45~18:00 セッション3: 実践知経営がもたらす賢慮資本主義
18:00-18:30 総括: 野中 郁次郎
18:30-20:30 ネットワーキング・セッション

登壇者

吉川 洋

東京大学大学院経済学研究科
教授

太子堂 正称

東洋大学経済学部
准教授

西部 邁

評論家
東京大学教養学部前教授

藤井 聡

京都大学大学院工学研究科
教授

三村 浩一

スリーエム ジャパン株式会社
スリーエム ヘルスケア株式会社
代表取締役社長

舩橋 晴雄

シリウス・インスティテュート株式会社
代表取締役

田中 弥生

(独)大学評価・学位授与機構
教授

中沢 孝夫

福山大学経済学部
教授

加護野 忠男

神戸大学名誉教授
【ビデオ・メッセージ】

ジェームス・ガルブレイス

テキサス大学オースティン校教授
ビデオメッセージ icon-youtube-play 


ビデオメッセージ

コーディネーター/総括

都築 紗矢香

キャスター

紺野 登

多摩大学大学院教授
(トポス会議発起人)

野中 郁次郎

一橋大学名誉教授
(トポス会議発起人)


協賛・後援企業

関連リンク

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お問い合わせ

【トポス会議事務局】
富士通総研経済研究所
電話: 03-5401-8392

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