第6回トポス会議


第6回トポス会議

世界の総人口が90億人を超えるにもかかわらず、我が国は1億人を割り、しかも65歳以上が4割近くを占め(15歳未満は何と1割程度)、平均寿命は女性が90歳、男性が83歳を超える――。

これが、各調査機関が予測する21世紀半ばの日本です。医療のさらなる高度化により、平均寿命はさらに伸びるという予測もあります。

こうした高齢化は世界的な傾向であり、かつ人類史上初めての経験です。幸か不幸か、日本はそのフロント・ランナーであり、それゆえ「課題先進国」あるいは「課題解決先進国」というスローガンも生まれてきました。

高齢化について議論される時、通常、現在抱えている課題、近い将来直面する課題が取り上げられます。それは、いわゆる「エイジング2.0」と呼ばれるフェーズのものであり、多くが喫緊の課題であり、解決が急がれます。

しかしその一方で、さらなる未来の課題について思索し、顕在化する前に備える必要があります。課題はいかに先進的であろうと、これまでのように課題が具体化してから解決策を議論していては、泥縄の内容になるばかりか、いつまで経っても課題解決先進国などなれません。しかも、長寿リスクの話ばかりでは暗くなる一方です。

第6回トポス会議において、我々は、「エイジング 3.0」について議論することを提案します。誰もが長寿を謳歌し、それが当たり前の時代になるのは時間の問題です。しかも、医療やヒューマン・エンハンスメント(肉体強化)、ロボティックスの技術進歩は目覚ましく、たとえば、平均寿命が100歳あるいは150歳(もしかしたら200歳)を超える、肉体年齢を半減できることも夢物語ではありません。エイジング3.0は、超高齢社会(裏返せば「低出生率社会」)の新たな前提を設定し、二歩先、三歩先について考えるという試みです。

少なくとも、たとえば「若さの概念や尺度が変わる」「生き方や働き方が非連続的に変わる」「高齢者は若者からメンタリングや再教育を受ける」「既存の経済や社会システムが実態と完全なる齟齬を来たす」など、近未来のニュー・ノーマル(新常識)について思いをめぐらす必要がありそうです。

そこで今回は、現在高齢化問題に先進的なアプローチで取り組んでいる医療関係者の方々のほか、「身体知の意味」について狂言師の権威を、「長寿の功罪」について倫理学者を、また海外からは「科学技術による寿命の大幅な延長と肉体年齢の低下」に関する研究者、デザイン思考による「超高齢社会の生き方や働き方」を考える実学者、「21世紀にふさわしい高齢者コミュニティ」の推進者などをお招きして、まさしく学際的な議論を展開していく予定です。

 

開催概要

日時 2014年7月3日(木)13:00-20:30
会場 六本木ヒルズ森タワー49階 アカデミーヒルズ内タワーホール
住所:東京都港区六本木6丁目10-1 [地図]
電話:03-6406-6649
主催 ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシアティブ
後援 国立大学法人政策研究大学院大学、株式会社富士通総研、在日フランス大使館 アンスティチュ・フランセ日本
協賛 株式会社TKC、富国生命保険相互会社、株式会社構造計画研究所
参加費 20,000円 (税金込み)

 

プログラム

13:10-13:30 基調講演:「狂言を通じた“生”」
野村 万作(狂言師)
13:30-15:00 トポス1: 賢慮と年齢の関係性
15:00-16:30 トポス2:超長寿社会における「知」
16:45-18:00 トポス3:知の生態系を問う
18:00-18:30 総括: 野中 郁次郎
18:30-20:30 エピローグ~ネットワーキングセッション

登壇者

野村 万作

狂言師

養老 孟司

東京大学名誉教授

ナターシャ・ヴィタモア

先端技術大学(米国アリゾナ州テンペ) 教授
Humanity+理事長、倫理と先端技術研究所(IEET) フェロー

長門 裕介

慶應義塾大学大学院文学研究科 博士課程
日本学術振興会特別研究員DC

ジョン・ハラムカ

ハーバード大学医学部教授・救急医、ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカル・センターCIO、ニューイングランド・ヘルスケア・エクスチェンジ・ネットワーク(NEHEN)議長、米国国家医療IT標準化委員会共同議長、マサチューセッツ医療IT諮問委員会共同議長

グレッチェン・アッディ

IDEO シニア・パートナー

武藤 真祐

医療法人社団鉄祐会 理事長
一般社団法人高齢先進国モデル構想会議 理事長
医学博士、循環器専門医、米国公認会計士、MBA

ジェローム・アルノー

イルドフランス・シルバーバレー 社長
Doro AB社 CEO

橋本 大也

データセクション株式会社取締役会長
デジタルハリウッド大学教授


コーディネーター/総括

大屋 智浩

富士通総研
経済研究所/実践知研究センター
上級研究員

松尾 優作

俳優

都築 紗矢香

草野仁事務所 キャスター

武部 恭枝

コミュニケーション戦略コンサルタント
(株) プライムコーポレーション代表取締役社長
国際会議同時通訳者

紺野 登

多摩大学大学院教授
(トポス会議発起人)

野中 郁次郎

一橋大学名誉教授
(トポス会議発起人)


協賛・後援企業

関連リンク

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お問い合わせ

【トポス会議事務局】
富士通総研経済研究所
電話: 03-5401-8392

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